当事務所の銀行融資プランナーは税務のみならず、財務・金融のスキルで関与先の様々な財務・金融事案に対応しています。今回は、その事例の一部をご紹介します。
財務部長(代理)としての様々な役割
社長と財務部長(当事務所)の様々なやり取りシーンを記載します。(事例1~8)
事例1
『今後、公共事業をより積極的に受注したい。』
『売上代金の受取サイトが長くなりますね。増加運転資金の調達が必要ですので金融機関と調整します。社長は受注に励んでください。』
事例2
『今後、公共事業をより積極的に受注したい。』
『諸々資金が必要ですね。計画を作って、金融機関と調整してみます。少し待ってください。』
事例3
『倉庫の家賃もばかにならない。倉庫を買い取って自社物件にしたらどうかと思うが・・・』
『どちらが得かの収支をシミュレーションしてみます。シミュレーションの結果を持参しますので、判断してください。』
事例4
『社員の定着率を上げるためにも、給料のベースアップが必要だ。○○ぐらい昇給したいが、収益と資金繰りは大丈夫かな?』
『社長の想定に合わせて、収支と資金繰りをシミュレーションしてみますのでご判断ください。』
事例5
貴社に優秀な財務部長代行が居れば、社長がやりたいことに対して、収支と資金繰りのシミュレーション及び金融機関対応をしてくれます。極めて有益です。 |
事例6
『売り上げが伸びています。追加で運転資金を○○ぐらい調達したいのですがよろしいですか?』
『頼むよ。』
『金融機関との調整が終了した時点で、一度金融機関に同行してください。お願いします。』
事例7
『業績改善に努めていますが、もう少し時間が必要です。新たな借入れに関して金融機関はネガティブです。 一旦、リ・スケジュール(返済猶予)を行って、資金的な余裕を確保したいのですが、いかがですか?』
『そんなことができるの?』
『社長の了解をいただけるなら、金融機関との調整に入ります。都度ご相談します。』
事例8
『今月から向こう6か月後までの資金繰りの状況は・・・・・です。ご確認ください。』
『大丈夫だね。』
『問題はないと考えます。来月もご報告しますので、確認ください。 社長は資金繰りを気にせずに営業(経営)に邁進してください。』
『資金繰りへの安心感は大きいよ。ありがとう。』